台湾旅行の定番スポットといえば、やはり「九份」。ノスタルジックな街並みが広がり、まるで「千と千尋の神隠し」の世界観に迷い込んだような雰囲気を味わえるとして、多くの旅行者に人気があります。
初めての方は「バスと電車、どっちで行くのが便利?」「帰りはどうすればいいの?」と迷うことも多いはず。
そこでこの記事では、台北から九份までのおすすめの行き方・帰り方を初心者にもわかりやすく解説します。さらに、現地で人気の写真スポット「阿妹茶樓」までの行き方についてもあわせて紹介しますので、九份観光を計画している方はぜひ参考にしてください。
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九份へ行くなら「バス移動」がおすすめ

結論から言うと、台北から九份へ行くなら「バス一択」です。
九份は台北市内ではなく、新北市の東側・山の斜面に位置する小さな街。観光地として人気ではありますが、実際には台北から少し離れた場所にあり、「空港に着いたその足で行く」ような距離感ではありません。まずはこの点を覚えておきましょう。
アクセス方法としては台湾鉄道を利用して「瑞芳駅」まで行き、そこから路線バスに乗り換えるルートもありますが、乗り換えが必要で手間がかかるため、初めて訪れる方にはあまりおすすめできません。
その点、台北市内から出ている直行バスを利用すれば、乗るだけで約1時間以内に九份へ到着します。これが、バス移動をおすすめする最大の理由です。
九份行きのバスは主に以下の2種類があります:
- 965番バス:西門駅周辺から乗車でき、本数が多く、約1時間以内で九份に到着します。初めての方にも最もおすすめのルートです。
- 1062番バス:忠孝復興駅から出ていますが、市内を経由しながら向かうため、到着までに時間がかかります。
特に965番バスは「乗ったら着く」感覚で行けるほど簡単なので、九份観光を計画している方は、まずこのバスを使うと間違いありません。
台北から九份への行き方【バスでのアクセス手順】

ここからは、台北市内から九份まで実際にバスで向かう手順を解説します。
今回は、最も便利で初心者にもおすすめな965番バスを利用するルートでご紹介します。
まずはMRTで西門駅へ向かおう

まずは台北MRT「西門駅」に向かいましょう。
九份行きの965番バスは、西門駅近くの停留所から乗車できます。
北門駅近くの停留所からも乗れますが、西門は北門より前の停車なので、混雑する時間帯は西門で乗った方が座れる可能性が高いです。
駅に着いたら出口2から出るのがポイント。出口を出て徒歩約5分ほど歩くとバス停に到着します。

なお、バス停は西門の中心エリアから少し離れた場所にあるため、初めて行く方は以下のGoogleマップで正確な位置を確認しておくと安心です。
路線バス「965番」で九份へ直行

バス停で待っていると、20〜30分おきにバスが来るので、長時間待たされることはほとんどありません。運賃は片道90元です。
ここでひとつ注意点があります。
乗車前に必ず「悠遊カード(EasyCard)」を準備しておきましょう。 MRTの駅などでも簡単に購入・チャージができます。現金払いはお釣りが出ず、慌ててしまう人が多いのでおすすめしません。
バスに乗ったら、入口すぐ横にある読み取り機に悠遊カードをタッチして乗車します。降車時にももう一度カードをタッチする必要があるので、忘れずに行いましょう。
車内は高速バス仕様になっており、座席もゆったりとしていて快適です。
九份到着!所要時間は約1時間

西門駅から約1時間前後で、バスは九份に到着します。
降車するバス停は「九份老街」。観光客のほとんどがここで降りるので、人の流れについていけば迷う心配はほとんどありません。
バス停の正確な位置は、以下のGoogleマップから確認できます。

バス停から老街の入口までは少し坂道を上っていく形になりますが、その途中には見晴らしの良い展望台スポットもあります。
九分は、雨の日が多いですが、天気が良い日は、山の上から海まで見渡せる絶景が楽しめるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

そしてこちらが、九份観光の中心となる「九份老街」の入り口です。たくさんのお土産店やグルメ屋台、カフェが並ぶメインストリートがここから始まります。
帰りのバスもこの付近から乗るため、入口の場所は必ず覚えておくことが大切です。
目印は入口近くにあるセブンイレブン。迷ったときは「セブンを探す」と覚えておくと安心です。
写真スポット「阿妹茶樓」までの行き方

九份を訪れたら、ほとんどの人が立ち寄る定番スポットが「阿妹茶樓」です。ここでは、写真撮影だけでなく九份らしい雰囲気を存分に楽しめるので、行き方をしっかり押さえておきましょう。
まずは、先ほどご紹介した九份老街の入口から中へ入り、道なりにまっすぐ進みます。思っているよりも距離があるので、初めて訪れる方はスマートフォンの地図アプリを確認しながら進むと安心です。
(台湾滞在中のネット環境の準備をお忘れなく!)

しばらく歩くと、右手側に下へ続く階段が現れます。観光客が集まっていることが多いので、すぐに気づくはずです。階段を下って進むと、ついにフォトスポットとして有名な阿妹茶樓に到着します。

阿妹茶樓は、単なる写真映えスポットとしてだけでなく、中で本格的なお茶や軽食を楽しめる茶館としても人気です。時間がある方は、ぜひお茶を飲みながら九份らしい景色と雰囲気をゆっくり味わってみてください。
阿妹茶樓の正確な位置は、以下のGoogleマップから確認できます。
九份から台北への帰り方【帰路のポイント】

九份観光を終えたら、台北へ戻るバスに乗って帰路につきます。
ここで注意したいのは、行きに降りた「九份老街」のバス停からは乗車できないという点です。
多くの旅行者がここで迷うので、場所はしっかり覚えておきましょう。
帰りのバス停は、九份老街の入口(セブンイレブンが目印)を背にして、道路をさらに上方向へ2〜3分ほど歩いた先にあります。坂道になっているので少し登る形になりますが、道沿いに進めばすぐにバス停が見つかるはずです。
バス停の正確な位置は、以下のGoogleマップから確認できます。

あとは、行きと同じように悠遊カードを使って乗車し(965番バス)、約1時間前後で台北市内に戻ることができます。夕方以降は観光客で混み合うこともあるので、少し早めに帰路につくと座って帰れる可能性が高まりますよ。
初心者は「現地ツアー参加」もおすすめ

最後に、初めて台湾を訪れる方や移動に不安がある方には、旅行会社が提供する現地ツアーへの参加もおすすめです。
効率よく九份へ行って観光を満喫できるのが最大のメリット。人気スポットの「阿妹茶樓」や老街の散策などもガイドが案内してくれるため、安心して楽しめます。
時間を有効活用しながら快適に観光を楽しみたい方は、こうしたツアーの利用も検討してみてください。
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