台湾で味わえるスープの中でも、間違いなく最高峰といえる鳥スープが楽しめるのが「驥園川菜餐廳(読み方はピンインでJì Yuán Chuān Cài Cān Tīng)」です。
地元のグルメ通や観光客からも高い支持を集める名店で、鶏の旨味が凝縮された絶品スープを求めて、わざわざ足を運ぶ人も少なくありません。
今回は、そんな驥園川菜餐廳を実際に訪れる機会があったので、鳥スープの感想を中心に、メニューや店内の雰囲気、予約方法まで詳しくご紹介します。
驥園川菜餐廳のメニューと店内の雰囲気を紹介

驥園川菜餐廳では、看板メニューである鳥スープのほかにも、本格的な四川料理を楽しむことができます。
私自身、四川料理が大好きなのですが、台湾でここまで美味しい四川料理を出すお店は本当に貴重です。
辛さの中にしっかりと旨味があり、どの料理も丁寧に作られている印象を受けました。


画像をご覧いただくと、鳥スープの隣に麻婆豆腐が写っていますが、これがまた絶品。しっかりとしたコクとスパイス感があり、思わずご飯が欲しくなるような一皿でした。

店内は落ち着いた雰囲気で、とても清潔感があります。

テーブル席のほかに個室も用意されているため、家族連れや接待、グループ利用にも向いています。高級感がありつつも、気取らず居心地の良い空間でした。
驥園川菜餐廳の鳥スープを実食レビュー|感想と口コミ

そして、いよいよお目当ての鳥スープです。
まずは上の写真をご覧ください。
実はこの写真、訪問日とは別の日にたまたまお店の前を通りがかった際に撮影したもので、店頭で鳥スープを仕込んでいる様子が写っています。このお店がどれほど真剣にスープを作っているかが伝わる一枚です。

そして肝心の味ですが、本当においしい。
一口目から感じるのは、鶏の旨味が凝縮された濃厚なスープの深み。
それでいて塩気はやわらかく、化学調味料に頼らない自然な味わいなので、ぐいぐい飲めてしまいます。
正直、日本国内でもここまで完成度の高い鳥スープにはなかなか出会えないと思います。


さらに、この鳥スープは途中でスープを追加してくれるだけでなく、白菜や豆腐などの具材を追加することで、鍋料理のように二度楽しめるのも魅力のひとつです。
驥園川菜餐廳の予約方法と注意点を解説|ランチ限定で1人用メニューもある
驥園川菜餐廳の予約は、基本的に電話のみ(中国語必須)での受付となっています。
しかも、非常に人気のあるお店のため、希望日の1.5か月以上前には予約をしておかないと、空きが取れない可能性が高いです。週末や夜の時間帯は特に混み合うため、直前の予約はほぼ不可能と考えておいた方が良いでしょう。
また、夜に提供される鳥スープは、丸ごとの鶏を1羽使ったボリュームある鍋スタイルでの提供になるため、最低でも6~7人のグループでの来店が前提となります。この点も、日本からの旅行者にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。
ただし、ランチタイムには1人用の小鍋メニューが用意されており、少人数でも鳥スープを楽しむことができます。観光で訪れる方にとっては、このランチメニューが現実的な選択肢です。
とはいえ、ランチタイムも基本的に満席が続いており、予約なしでの訪問はかなり難しいのが現状です。もしどうしても行きたい場合は、平日のオープン時間前を狙って直接訪れてみる価値はあるかもしれません。
いずれにしても、このお店を確実に楽しみたいのであれば、台湾在住の知人に予約をお願いするなど、現地の協力を得るのが現実的かと思います。
驥園川菜餐廳の最寄駅は?アクセス・行き方まとめ

驥園川菜餐廳の最寄駅は、台北MRTの「大安駅」です。
駅からお店までは徒歩で約10分〜15分ほどかかります。
タクシーを利用する場合は、大安駅から3分程度で到着します。初めて訪れる方や、暑い季節に歩きたくない方はタクシー移動も検討してみてください。
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